WINDOWS+R(ファイル名を指定して実行)での、ショートカットの実行方法をご紹介
この記事で、ヤバイほど完璧なランチャー機能を実現できます。
(macの方はゴメンナサイ(-_-;))
パソコンで仕事をしていて、電卓を開きたいこととか、辞書登録を開きたいこととか、
メモ帳とか、名刺管理のExcelとか、部門のフォルダなど、すぐ開きたいこと、よくありますよね。
デスクトップに置いておいてもいいんですけど、せいぜい50個くらいとかですよね。
デスクトップいっぱいにおいて、
その中で「よく使うもの」なんてところに入れたりしている人もいるでしょうけど、
それでもどんどんデスクトップが埋まっていきます。
そこで、デスクトップにショートカットがなくても、
どんなファイル・フォルダ・プログラムでも一瞬で開ける裏ワザのご紹介です。
私の場合、3627通りの用語で瞬時に開けます。
しかも、日々増えており、無限に増やせます。
こんなランチャーソフト、あります?(笑)
- たとえば辞書登録。
これを私は0.5秒で呼べます。WIN+R+「i」でEnterを押せば呼べるのです。
辞書登録は、パソコンのタスクバーの右端付近にある「A」や「あ」から起動します。
その文字を右クリック→単語の登録(O)をクリックすると出るものが辞書登録です。
IME (Input Method Editor) と呼ばれるツールです。
タスクバーとは、パソコンの画面の下部にあるバーのことです。
これが普通紹介されるIMEの起動方法ですが、これだと、3秒くらいかかりますよね。
マウスをいちいち動かす必要があるし、選択ミスをするかもしれない。
頻繁に文字登録をする際にはもどかしいことこの上ないのです。
そこで今回ご紹介する技の出番です。
設定を終えると、「Win+R」「i」→EnterでIMEを起動できるようになります。
起動時間は0.5秒ですね。
ランチャーソフトなどもいろいろありますが、個人的には全く必要性を感じないほどに、windows ならどんな環境でも使える、とても便利な技です。
では、設定方法に進みます。安心してください。簡単ですよ。準備はよろしいですか?
基本的な手順は1~5です。
C:PATH のフォルダを作る
1. C:¥直下に「PATH」というフォルダを作る。
注意:C:¥Windows や C:¥Program Files などの特別なフォルダ内に作ってはいけません。パソコンの電源が勝手に落ちる可能性があります。
環境変数を設定する
2.上図のパス(C:¥PATH)をコピーしておく。
次に、「環境変数」を開く操作に入ります。
WINDOWS 10の場合は、タスクバー左の◎の「検索」にて、
環境変数
と打って、Enterを押してください。
設定によっては虫眼鏡マーク🔍かもしれません。
以下、タスクバー左のほうにある赤いアイコンです。
「環境変数」と入力してEnterを押しましょう。
以下のように、システムのプロパティで「環境変数」タブが選択された状態でウィンドウが出ます。
または、デスクトップに「マイコンピュータ」を置いてあれば、右クリックプロパティでも可能。
コントロールパネルから「環境変数」を開く場合は、
システム→設定の変更→詳細設定→環境変数 です。
開けたら、次に「環境変数」を押して、設定を行います。
ログインしている自分だけの環境にしたい場合は上のユーザー環境変数、
このパソコンを使う人誰でもできるようにしたい場合は下のシステム環境変数
の新規で行います。家族で使う場合も考えると、
上のユーザー環境変数じゃなく、下の「システム環境変数」が便利です。
環境変数を開く前にコピーした内容を以下のように入力し、OKを押します。
上の変数名は「PATH」です。これはただの名前です。
下の変数値は間違わずに「C:¥PATH」と入れます。「PATH」ではありません。
これで環境変数の設定は終わりです。
一番難しい手順をあなたは乗り越えましたよ!おめでとうございます(’-’*)♪
あとはカンタンな操作を仕上げに行います。
C:¥PATHのフォルダのショートカットを「w」と名付け、C:¥PATH自体に入れる
この時点で、C:¥PATHのショートカットを「w」と命名し、
「w」自体をC:¥PATHの中に入れてしまいましょう。
黄色いフォルダマークをクリックし、デスクトップや空っぽのフォルダに流し込めばショートカットができます。
できたショートカットの名前を「w」にし、切り取ってC:¥PATH内に貼り付けで戻しましょう。
これで、「設定」はすべて終わりです。
Win+Rで「ファイル名を指定して実行」で呼び出す
ちゃんと設定ができたかを確かめましょう。
実行方法は以下です。
WINDOWS キーを押したまま Rを押して、「ファイル名を指定して実行」を開く。
「WINDOWS」キーは、Zの下あたりにある「旗」マークのキーです。
「田」みたいなキーですね。
これで、試しに「w」入力→Enterを押しましょう。C:¥PATHが開きます。開かなければ設定が間違っているか、「w」をC:¥PATHに入れ忘れているか、そうでないなら再起動が必要かもしれません。
これで、WIN+R + [XXX] でプログラム・ファイル・フォルダを開く下準備が整ったことを確認できました。
呼び出したいプログラム・ファイル・フォルダのショートカットをどんどん入れる
あとは、C:¥PATH 内に、ファイル・フォルダ・プログラムのショートカットの名前を変えたものを入れていけばOKです。
名前のつけ方は本当に自由です。例えば電話帳.xlsxなら、
ファイルをtel、フォルダをtelfなどと命名することにしています。
Folderの「f」です。私の例を紹介します。
電卓→calc→c
Excel→xlsx→x
todo.xlsxであれば、todo これでも長いので、tとかtdとかto、ttなどとしています。
辞書登録→IME→i (これはちょっと難しいので、すぐ後に解説を載せました)
電話帳ファイル→tel、電話帳フォルダ→telf
マニュアル関連フォルダ→manual→manu
Excel関連のマニュアルフォルダがあれば、manue
Windows 関連のマニュアルフォルダがあれば、manuw
複合機で保存されるpdfフォルダ→pdf
画像ビューワソフト:v (CTRL+Vから由来)
メモ帳はテキストなのでt、
名刺.xlsxなどを作っていれば、meisi
コントロールパネルなら、control→長いのでcl
プリンタ設定なら、pri
マウス設定なら、m
FF8のサウンドトラックのDisc4のTrack009.mp3であれば、「409」
ZARDの「心を開いて.mp3」なら、「kokoro」「hira」「hiraite」
ショパン「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品22.mp3」なら、「22」「ansupi」「supi」
※これらは、半角英数だけじゃなく、ひらがな、漢字 も使えます。
すべては「連想」です。
辞書の場所は、以下です。
C:\Windows\System32\IME\IMEJP\IMJPDCT.EXE
C:のフォルダの右上の検索窓で「IMJPDCT.EXE」や「IMJPDCT」や「IME」などで検索し、探す必要があります。IMEというフォルダがあればその下層にあると思います。
みつかるまで、頑張って探して下さい。。
「IMJPDCT.EXE」のショートカットを右クリックで作り、「i」と名付けてC:¥PATH 内に入れます。
電卓やメモ帳のショートカット作成方法について補足です。以下、メモ帳も電卓と同様に行ってください。メモ帳は、「W」カテゴリの中の「Windows アクセサリ」内にあります。
1.タスクバー左端のWindowsスタート→「た」 カテゴリに電卓があるので、右クリック→ピン止めする
2.できた電卓をクリックしたままデスクトップにひっぱる(ドラッグDROP)
3.cと名付け、w (C:¥PATH)に入れる
また、Windos 10の大きいデフォルト電卓が気に入らなければ(windows xpまでの小さいのがお気に入りなら)ソフトを探せばあるかもしれません。
2019.06.01時点では
oldcalcwin10
というソフトがありました。以上、電卓とメモ帳の補足です。
他にも、
電話帳フォルダ内によくかける人の電話番号をテキストで記載しておき、例えば佐藤さん.txtならショートカットをsatoと名付けてC:¥PATH直下にショートカットを入れるのも便利です。
補足1 (「w」と名付ける理由)
C:¥PATH自身のショートカットを、「w」と名付けた理由は、
以前はC:¥PATH直下でなく、C:¥windows 直下にショートカットを入れていた時期があったためです。
パソコンを買った時点で、C:¥windows にパス(C:\PATHを設定した環境変数のところです)は通っているので、C:\windows 直下でいい、などと書いているサイトもあります。
ですが、C:¥windows や C:¥Program files は特別なフォルダなので、不純物を入れるのはよろしくありません。
ちなみにC:¥windows 直下にたくさんショートカットを入れすぎると、PCの性能にもよるかとは思いますが、1100個を超えたあたりで頻繁に電源が落ちるようになります。
原因がわかるまで数日かかりましたが、PATHを移動させたら完全に治りましたので、これが原因と断定しました。
C:¥PATHについては、D:¥PATH でも構いません。
また、「PATH」でなくとも、「Shortcut」などでもOKです。大文字小文字は自由です。
「w」と名付けるのは、2つメリットがあります。
・Win+Rと押した後の指の動きが少ないこと
補足2 (打ち間違い対応)
telとするところを、自分の癖で打ち間違いをしやすい「tle」も作ってC:¥PATHに入れるのも非常に有効です。
また、例えば五十嵐さんなどという同僚がいたら、その電話番号を書いたテキストのショートカットを「Igarasi」だけじゃなく、「iga」「ika」 なども作ってC:¥PATHに入れるのも非常に有効です。
補足3 (ブラウザショートカット対応)
INTERNET EXPLORERやchromeなど、ブラウザの登録は直接はできないようですので、フォルダ内に入れて対応しましょう。
例えばGoogleマップなら、Googleマップを入れたフォルダを「map」と名付け、C:¥PATHに入れましょう。「tizu」などとも名付けていろんな言葉から呼ぶのも便利です。
WEBページのショートカットは、この記事の上の方で「C:¥PATH」のショートカットを作った時と同様に、WEBページのURL(https)の左にある鍵マークをクリックしたままデスクトップやフォルダに引っ張ることで作ることができます。
補足4 (ショートカットがダブってきたときの対応)
「tanaka」で呼びたいショートカットがあるとします。
例えば、「officeTANAKA」(Excel解説サイト)と
たなかえりこ (田中栄梨子)さんなど。
ちなみに田中栄梨子さんは、この人です。よくネットでみませんか?
このように、同じ「tanaka」でも、複数のフォルダを呼び出したい時は、以下のような方法を採っています。
1.my documentの直下に「複合ショートカット」というフォルダを作る
※Cの直下に作って、C:¥複合ショートカット としても構いません。
2.C:¥PATHを「w」と名付けたのと同様に、「1」のショートカットを「fuku」と名付け、C:¥PATHに入れる
3.「1」の複合ショートカット の中に「tanaka」というフォルダを作る
4.「3」の「tanaka」というフォルダの中に、
「officeTANAKA」のショートカットと
「たなかえりこ (田中栄梨子)」のショートカットを入れる
5.「3」の「tanaka」自体のショートカットを作り、C:¥PATHに入れる
これで、ダブったものも対応できます。
考え方は、Wikipediaの「曖昧さ回避」と同じです。
Wikipedia:曖昧さ回避
イメージ図は以下のようになります。
・一つの曖昧さ回避フォルダから複数のファイル・フォルダへ行く
この補足4まで実行すれば、完璧です。私は、瞬時に呼び出せるファイル・フォルダ・プログラムが合計3627個あります。無限に増やせます。
増やしたかったらWIN+Rで「w」に入れるだけ。超簡単です。
まとめ
デスクトップにショートカットを置くだけで十分という人もいます。
そこまでたくさんのファイルを仕事で使うわけじゃないという意見も聞きます。
でも、このwin+r技を使っててもデスクトップにもモノを置けるんですよ。あたりまえですけどw
本当にいつも使うものはデスクトップに置けばいいし、置きつつ瞬時に呼び出せるのは、恐ろしく便利です。
ぜひ使ってみてくださいね!
質問、感想、ぜひお待ちしております。
辞書登録の効率的な活用方法は、

をご覧くださいね。
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