【完全版】ブログ記事のリライトのやり方(全体イメージ、手順、注意)を理解しよう!

SEO

記事のリライトのやり方、方法がたくさんあっていまいち落とし込めていない、習慣化できていないとお悩みではありませんか。

ここでは、リライト手順の前に全体イメージをつかんで本質を理解し、そのあとに手順・ツールで落とし込んでいく手順を解説します。

全体イメージをつかめば、いろいろな方法で「できる範囲で」リライトすればいいんだと気楽に構えることができます。

ライバル(競合)の調査方法も具体例で示しますので、いいと思った部分は取り入れてみましょう。

 

リライトとは

Re-writeという英語で、「再び、書く」です。

もちろん、ただ書くだけではダメですね。

検索者に価値を与え、疑問をスッキリ解決してもらい、「あ、これも知りたかった」と思って満足してもらうことが目的です。

 

WEBに公開する記事である以上、「検索者の意図」「Googleの意図」(検索エンジン)の2者に寄り添う姿勢が必要です。

あなたもいろいろなサイトを調べていて、「あ、これわかりやすいー!」「見やすいわー!」って思ったことありますよね。それを目指しましょう。

不用意にキーワードを見出しH2に入れすぎて検索者の利便性を損なうような行為を行うと、Googleによって悪質と判断されてしまうことがあります。

リライトの全体イメージ

Webの記事のリライトに限ったことではありませんが、全ては「他の人のいいところを取り入れて、あなたの視点や哲学を通して価値あるコンテンツにする」という意味です。

情報の網羅とあなたの視点の網羅 ですね。
言葉の微修正、誤字脱字の修正は 加筆・修正・訂正 です。

Webの記事じゃない例をいくつかご紹介します。

冷蔵庫

基本は
容量・機能・性能・価格
で選ぶと思います。

シャープだけが「左右開き冷蔵庫」を作っていますね。これが好みの人もいると思います。引っ越し、家のレイアウトで悩む可能性が減ります。

 

スマホ

OS (Android、iPhone)
好みのメーカー
独自機能
で選ぶでしょう。
GalaxyS8は湾曲した画面、折り曲げられる画面のスマホ等面白いものを作っていたことがありました。

 

化粧品

他社が出している製品の成分・構成などを調べ、いいものを取り入れて
独自成分・配合を施していく、代表的なジャンルです。

 

工業製品

リバースエンジニアリングですね。
冷蔵庫も含みますが、他社製品を買って分解して要素を分析し、共通している要素に自社の強みを載せます。

 

レーサー(自動車)

これも、考えようによっては同じです。
速い車についていって、空気抵抗の少ない状況を作る。

いわゆるスリップストリームですね。
上位を走るレーサーの走行ラインを真似て、少ないエネルギーで走り、最後に超加速して追い抜く。

 

食戟のソーマの美作昴(みまさかすばる)

この漫画に出てくる「食戟」(しょくげき)という勝負で、美作昴はなんと、対戦相手が作る料理や性格を念入りに調べたうえで、同じ料理を作ってしまいます。

そして、あと一歩のところで自分のオリジナルを入れて、限りなく負ける要素を減らして勝利し、対戦相手から、料理人の魂でもある包丁を取り上げてしまいます。

その勝利の実績が99勝無敗。

美作昴・食戟戦績表



ちょっと悪役として描かれていますけど(笑)

 

ドラゴンボールの天津飯

2回目の天下一武道会(第22回。天津飯が優勝することになる天下一武道会)
で、天津飯はジャッキーチュンと戦って勝利した後に、ジャッキーチュンにこんなことを言っていました。
「ふふふ・・あの程度の技は、一度見ればすぐに自分のものにできる。もっといろんな技を見せてみろ!オレはどんどん強くなる!」

これも、いい技を取り入れてより強くなるということですから、リライトと同じです。

 

以上、いくつか例を挙げてきましたが、なんでも「コモディティ化」しているので、基本性能・基本特徴に自分だけのオリジナルを付与
という姿勢が重要になります。

漫画で言うと、料理漫画など沢山出しても受け入れられるパイの大きいジャンルはイイですが、バスケ漫画はスラムダンク、黒子のバスケ、くらいで他は知りません笑)

囲碁の漫画はヒカルの碁くらいですよね。

それでも、マンガなどは後から出すコンテンツは受け入れられないジャンルもありますが、WEBコンテンツはそんなことはありません。

なんでも、ライバルを分析してオリジナルで一歩出し抜く。
今紹介したものすべて、この原則に一致していませんか。

これらの原則、WEBの記事のリライトの考え方をとらえるうえでとても良いと思ったので書かせていただきました。

ライバルがどうやっているかを見たうえで検索者のニーズを読み取り、いいものを取り入れ、昇華させていく。

この原則がWEB記事のリライトにも適用できます。

原則はWEBも工業製品も料理も漫画も、PCだって、はたまた自動車レースだって同じです。

ではWEB記事のリライトのイメージはというと、投稿もリライトも本質は同じです。

 

ライバルの記事やキーワード・文章を見て、いい構成を取り入れて、
あなたの視点や哲学を通して価値あるコンテンツにする。

 

WEB記事のリライトに関してもう少し具体的なイメージ図を作ると、以下のような感じになると思います。サチコは、サーチコンソールの略です。

記事のリライトイメージ

初版:見出し1,2,3で記事を執筆(キーワード:1,2,3)
リライト:キーワード:4,5,6を盛り込みたい(⇒見出し4,5,6)

この全体イメージを把握したうえで、手順をできる範囲で取り入れていけば、ある程度簡単に感じるようになります。

良い要素を

・ラッコキーワードから見つける
・キーワードプランナーから見つける
・Ubersuggestから見つける
・その他、有料ツールから見つける(ahrefsなど)

できる限りではなく、できる範囲で見つければいいんです。

あとは、天津飯のように

「あの程度の記事は、一度見ればすぐに自分のものにできる。もっといろんなH2を見せてみろ!オレの記事のH2はどんどん充実する!」

この精神を、WEB記事のリライトの全体イメージとしてとらえましょう。

リライトの目的

検索順位を上げる
情報を最新にリフレッシュする
「良い記事だな」と思ってもらい、滞在時間を増やす

既存の記事内容を改善し、情報を最新にリフレッシュし、これらの成果を向上させることが目的です。ひいては、収益を上げることが目的です。

記事は、上位表示させ、1ページ目(1-10位)で読んでもらわないと意味がほとんどありません。内部リンクなどでは別ですけれど。

リライトをするタイミング

・検索順位が下がってきたとき
・情報をリフレッシュ(更新)したいとき
・検索エンジンからの評価が落ち着いたが、もっと順位をあげたいとき
この3つのどれかです。新規記事の作成時間との兼ね合いもあるので、新たなサイトでは、30記事くらいから考慮し始めてもよいでしょう。
 
もちろん、最初から渾身の力で記事を執筆するのは言うまでもありません。
 

リライトをする目安

検索順位が1~3位:優先度は最後。基本そのままでOKです。
※ただし、情報が古いと気づいた場合は、短時間でささっとリライトしておきましょう。

私がおおよそとらえているリライトのタイミングの目安は、以下の4つです。

検索順位が4~10位以内:優先度は3。気が向けばやってよい
検索順位が11~30位以内:優先度は1。最優先でやるべし
検索順位が31~50位以内:優先度は2。1~30位を1回で狙える
検索順位が51~100位以内:優先度は4。リライトが2回必要なため

あなたもたくさん検索をすると思いますが、検索結果の1ページ目 (1位~10位)しか見ませんよね。1ページでほしい情報がないとか、徹底的に色んなサイトを見たい場合でもない限り、2ページ目 (11~20位)の記事は見ないのではありませんか。

それを考えれば、1ページ目に出ないのは致命的です。順位を1ページ目に上昇させることは必須です。

よって、このような目安にしています。

リライトの方針

拾ったキーワードを記事に追加する「キーワードからアプローチ」と、「このページの順位を上げたい」という目的から始まる「ページからアプローチ」があります。

好きな方を選定し、リライト対象を決定しましょう。

「KWを記事に追加」と「別記事執筆」の目安

同じ、もしくは近い内容の記事Aが既にあれば「キーワードを記事Aに追加」が理想です。

かすっている or 全く別内容のキーワードであれば、「Aとは別に記事Bを執筆」が基本です。

 

同じか近い内容で記事Aに加えて記事Bを作ると、Googleが

記事Aと記事Bのどちらを評価してよいか混乱し、仮にどちらかなら1位か2位を狙える充実内容の記事だったとしても、8位と9位などと分散してしまうことになります。

 

カニバリを起こすと、修正はなかなか難しいので、基本は「キーワードを既にある記事に追加」という施策でよいと思います。

キーワードからアプローチ

この記事の順位を上げたいなぁ~ではなく、このキーワードで出るようにしたいなぁ~という考えでアプローチする方法です。

ページからアプローチ

「キーワードからではなく、このページの順位を上げてアクセスを増やしたい!」というアプローチです。

文字数も考慮できるならする

 文字数カウントは、

【文字数カウント】

http://www1.odn.ne.jp/megukuma/count.htm

というサイトが便利です。

リライトのやり方

※キーワードからアプローチ、ページからアプローチ のどちらをやるにしても、完璧に行うことはできないので、「できる範囲で」リライトを進めましょう。

上位(1~10位、できれば1~4位)を取れる可能性がありそうなものからやっていきます。

あなたの記事の順位の調べ方は、

・直接Googleシークレット(CTRL+SHIFT+N)であなた自身の記事を検索して数える
「SEOチェキ!」を使う(便利ですよ)
・サーチコンソールを使う

等が挙げられます。

当然ですが、内容の濃い記事(見出しH2,3,4が多い、情報量が多い)が上位を占めていれば、リライトの難易度は高いです。

同じ「1度のリライト」でも、手間や時間が大きく変わります。

「この記事すごいなぁ・・・」と感じるようであれば、当然のように難易度は高くなります。

でも、それも経験です。

 

どのような記事が容易で、どのような記事が困難かは経験を積めばいやでもわかります。

キーワードからアプローチ

記事に対策していない(盛り込み切れていない)キーワードを盛り込む作業です。

そのキーワードを探す方法・ツールとして、

サーチコンソール
Googleキーワードプランナー

がよく使われます。基本的にこの2つだけでOKです。

サーチコンソールを開く

「検索パフォーマンス」を押した状態で、「平均CTR」と「平均掲載順位」にチェックを入れる

ここも最初から入れるか、チェックしたら次からはチェックが入っていればいいのにと思います(-_-;)

検索順位が4~50位のキーワードを選ぶ

クリック数・表示回数・CTR・掲載順位の4つの指標のうちどれかでしかソートできないので、

「表示回数」で降順(↓)でソートした状態で、検索順位が
4~50位のキーワードを選ぶ。

(再掲載)

検索順位が4~10位:優先度は3。気が向けばやってよい
検索順位が11~30位:優先度は1。最優先でやるべし
検索順位が31~50位:優先度は2。1~30位を1回で狙える
検索順位が51~100位:優先度は4。リライトが2回必要なため

選んだキーワードを、あなたの記事の見出しH2,3あたりに、「自然な流れで」盛り込む

キーワードを選んだら、

同じ、もしくは近い内容の記事Aが既にあれば「キーワードを記事Aに追加」方針でリライトします。

かすっている or 全く別内容のキーワードであれば、「Aとは別に記事Bを執筆」方針でリライトします。

 

これで一つのキーワードに関してのリライトは完成です。

今回は2位のライバルで見てみましたが、余力(時間・労力・気力)があるなら、同じ1位でもっと使えるキーワードを探し、同様にあなたの記事のH2,3に盛り込みます。

 

 

繰り返しですが、完全に反映させることは時間と労力的に難しいので、

「これは記事に入れていない」というものを、検索ボリューム月間100回以上に絞って抽出しましょう。

 

無理せず、「できる範囲で」です。

検索ボリュームが多いと、表示回数も多くなる傾向にあるので、より多くのアクセスを見込めます。

 

ただし、プランナーで出るこの数字は「あくまで目安」です。

月間検索数が「-」でも毎日300回くらいアクセスがあるようなキーワードもありますし、完全じゃないということは覚えておきましょう。



 

このように入れていって、100~1万のボリュームのキーワードをあなたの記事の見出しH2,3へ盛り込みます。



ページからアプローチ

こちらは、記事に入ってきているキーワードで

検索順位が4~10位:優先度は3。気が向けばやってよい
検索順位が11~30位:優先度は1。最優先でやるべし
検索順位が31~50位:優先度は2。1~30位を1回で狙える

この基準を満たすキーワードを選んであなたの記事の見出し(H2,3,4)へ盛り込みます。

 

Googleキーワードプランナーから

Google Chromeならシークレットモードで検索しましょう。
クッキーの影響をなくすためです。

例として、狙っているキーワード「リライト やり方」で上位1,2,3位にあるサイトを選びます。

 

方針としては、

 

1.シークレットモードで「リライト やり方」で上位1,2,3のサイトURLを記録する
2.ライバル記事のURLを選び、その1位の記事に流入してきているキーワードで月間100回~10000回 のキーワードを選ぶ(個人的な目安です)
3.それらのキーワードを、あなたの記事の見出しH2,3あたりに、「自然な流れで」盛り込む。
4.文字数も考慮できるならする

このようになります。ではいってみましょう。

シークレットモードで「リライト やり方」で検索し、上位1,2,3のサイトURLを記録する

Googleを普通に開いてCTRL+SHIFT+Nを押すと、シークレットモードが開きます。

開いた直後はURLの左が「Y!」というYahooになっているので、そこに

https://www.google.com

をいれてから検索しましょう。

 

「ご」という平仮名で
https://www.google.com

を辞書登録しておくと便利です。

上位1,2,3位のどれかです。普通は1位からやりますが、今回は2位の記事を選びました。

1位や3位じゃダメなの?とか無駄に神経質になる必要はありません。
キーワードによっても時期によっても、いいキーワードがどの記事に入っているかはまちまちなのですから。

 

ここでは2位の
https://www.grooo.co.jp/blog/article-rewrite/

でやってみます。

ライバル記事のURLを選び、その1位の記事に流入してきているキーワードで月間100回~10000回 のキーワードを選ぶ(個人的な目安です)

キーワードプランナーを開き、左の「新しいキーワードを見つける」をクリックします。

ウェブサイトから開始
URLをCTRL+Vで貼り付け
このページのみ使用にチェック

を実施し、「結果を表示」を押します。

キーワード候補を決めます。この状況で私なら、この5つすべてを記事に盛り込みます。競合性が「高」でないのも魅力的です。

 

選んだキーワードを、あなたの記事の見出しH2,3あたりに、「自然な流れで」盛り込む

キーワードの重要性は、タイトル=H1>H2>H3>H4>H5>H6となります。

 

再度、リライトイメージ図を掲載します。

記事のリライトイメージ

くどいですが、できる範囲でライバルの内容・キーワードを自分の記事に盛り込むのが本質です。

その探し方は、ラッコキーワードでもサーチコンソールでもキーワードプランナーでも構いません。

 

範囲が広ければ広いほどアクセスは見込める。ただし時間と労力と気力の範囲内で、

 

言ってみればこれだけです。サーチコンソールでINDEXリクエストをアップするのをお忘れなく。

 

リライトの注意点

カニバリ

とあるキーワードAで

記事A:12位
記事B:21位

などとなってしまうような現象です。

記事が一つならば4位等になれていた可能性があるのに、Googleからの評価が分散されてしまうために起こる現象です。

 

今のGoogleは、一つの記事をいろいろなキーワードで上げてくれる嬉しい仕様ではありますが、その弊害として、似たような記事・内容のかぶる記事A、記事Bがあるために、複数の記事を評価してしまうことが理由です。

カニバリの対策は難しいですが、

記事A:12位
記事B:21位

という事であれば、記事Aの方が評価が高いので、
記事Bの内容を記事Aに移してしまい、記事Bを削除
というのが一番理想でしょう。

記事AのURL自体も評価されていますので、記事AのURLを活かすために、記事Bの内容を記事Aに移しましょう。

ユーザーによる検索キーワードと記事の整合性が悪くなる

内容を追加したはいいものの、記事全体のテーマがぼやけてしまって、

「この記事は何について語りたいんだろう」というのが不明になってしまう可能性があります。

 

リライト(書き足す)見出しH2などにばかり目が行ってしまって、記事自体の主題(タイトル)とのズレが起こってしまわないよう、注意しましょう。

リライトの検証

リライトを行った後は、リライトの効果を見極めたいところです。
「リライトのやり方」からは外れるので、割愛します。

目安として、リライトの効果が出るには1か月を見ておきましょう。

まとめ

キーワードからアプローチするリライト、ページからアプローチするリライトの2種類があり、ツールも多岐にわたります。無料ツール、有料ツールもそれぞれたくさんあります。

説明はなかなかむずかしいところですが、リライトの本質を理解することで、「できるかぎり」ではなく「できる範囲で」気楽に取り組んでいけばよいです。時間も労力も有限ですからね。

 

別記事でも書いていますが、理解するには比較や例え、別の例を見るというのが非常に有効です(’-’*)♪

 

是非、しっかりとリライトの概念を理解してから取り組みましょう。

ツール、手法が先に来ると、やるべきことがたくさんあるように思って手が動かないことがあります。



時間も労力も無限ではないので、効果的な部分(検索ボリュームを月間100~10000)に絞るといった割り切りも行って、ツールをうまく活用して取り組みましょう。

 

長くなりましたが、お読みいただいてありがとうございました(’-’*)♪

 

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