【完全理解】ストーリーテリングはこう生かせ!

この記事では、「ストーリーテリング」について解説します。

 

ちょっと今回の記事は長めですので、お茶でも飲みながらゆっくりお読みくださいね。



ストーリーテリングとは、story telling という英語ですね。

直訳は「物語を語ること」ですが、主に「ビジネスにストーリーを持たせる」という目的で使われています。

2016年ごろから注目され始めたといわれています。



ストーリーテリングをアフィリエイトのLPで用いると、

読まない
信じない
行動しない

のうち、「信じない」の部分の壁を超えることに大きく寄与します。

 

おなじみの5ステップでの該当部分です。

 

FV:ファーストビュー(画像を使うかどうかは目的による)
構成1:興味・関心を抱かせること
構成2:信用・共感を得ること
構成3:今、行動を起こす理由を明確にすること
追伸(普通は1個だが、あえて2,3回使う方針もアリ)

 

主に上記の「構成2」として活用できます。
「構成1」としても使える要素でもあります。

 

ストーリーテリングの効果としては主に3つくらい挙げられます。

 

1.イメージが伝わる
2.共感度がアップする
3.記憶に残りやすい

 

ストーリーテリングのLV1の内容としては、

とある場所にAがいた
Aは昔からダメ人間だった
ある時素晴らしいもの「S」や素晴らしい人「X」と知り合い、
ダメ人間のAはAAAという状態になれた。

 

こんな感じですね。

 

ストーリーは、

自分が過去に体験した内容
自分の趣味に近い話
自分の仕事にかぶる話
自分の友人の話
具体的な固有名詞(県名、学校名、会社名など)が含まれる内容

 

このように、自分か自分に近い存在にかかわる話に近い内容が来ると、
「あ、自分のことに近いかも」
「具体的にイメージできる」
などと思って意識的に読んでくれる可能性が高まります。

 

そうすると、信用・共感を得ることにつながります。

 

自分に近くない話が盛られていては、自分事(じぶんごと)に感じられないので、ストーリーとしての力は弱いどころか「意味不明な文章」になります。

 

意味不明な文章の例として、以下をご覧ください。

「リンゴ狩りに来たユニクロ好きの侍が、台風にあってションボリしてる」

 

これ、とある教材で使われていた文章なんですけどね。

著者曰く、

「このようにストーリー形式でつなげれば、いくぶん記憶に残りやすい。これがストーリーの持つ力です。」

とのことですが、リンゴやユニクロという言葉が侍とイメージが結び付かないので、意味不明な文章になっています。

少なくとも私には意味不明ですが、いかがでしょうか。

 

だって、侍は1876年に廃刀令で消滅しましたし、ユニクロは1974年設立の会社です。

結び付かないですからね。100年近くの開きがあります。

 

リンゴ、ユニクロ、さむらい、台風

 

この4つの単語が含まれる文章、状況が自分の過去の経験のなかにありますか?

むしろ意味不明じゃありませんか?



リンゴときたら、日常生活でリンゴを食べる以外では、
リンゴ、ニュートン、重力、木 という用語。つまり、

「りんごが木から落ちるのを見て、ニュートンは万有引力の法則を発見した」

 

が普通思いつくストーリーじゃないでしょうか。



万有引力っていう言葉は、物理や天体が好きな理系の人であればイメージするでしょうが、普通の人には重力という言葉のほうが身近ですよね。




ちなみにですが、1665年にニュートンが発見したのは重力ではなく、万有引力です。
重力は、万有引力が発見される前にすでに発見(というか認知)されていました。



ストーリーは、人の心をひきつけ、脳内にイメージが残ります。
人間は、論理的な理解よりも、ストーリーによって物事を理解する方が得意なのです。

左脳(論理)より右脳(感覚)です。




人は、意味不明な文章を読むと「なんだこいつの文章は・・・はーあ」って思います。

そして、信用しなくなります。
その記事のことも、その記事を書いた人自体のことも。

 

え・・・私、信用されてない?💦気をつけなきゃ(*ノωノ)

おかしなところがあったら教えてくださいね・・・コホン(*ノノ)



話を戻して、もう一度イミフな文章を掲載します。

 

リンゴ狩りに来たユニクロ好きの侍が、台風にあってションボリしてる



うーん、やっぱりまったく意味が分かりませんw



イミフな例文はほっておいて、よくある例文でいうと、

 

高卒でフリーターで人生に絶望していた男が
とある男をTwitterで知り、コンタクトを取った。

今まで勉強などほとんどやってこなかったけど、
持ち前の負けず嫌いで頑張ってパソコンも覚えてやってみた。

その結果私は、どうなったと思いますか?

1年後、月収XXX(ry」

 

なんてよくあるサクセスストーリーですね。



あとは、

最近シワで悩む女性Aが、美容サロンを経営する友人Bに相談した。
A「B!あなた全然綺麗ね!どうやってるのよ~~!」
B「いやー、大したことやってないけど・・一応美容サロンのオーナーだからね。いいものは使ってるつもりよ」

A「わだじにぼおぢえで~~~~(`д´)(私にも教えて~~)」
B「しょうがないわね。実は・・ジャジャーン!」

「最近美容業界でも話題沸騰のシワナオリンS!これがほんと凄くてね~私たちも使ってるわ」

A「でも高いんでしょ?」
B「そうでもないのよ。でも、私の立場でいうと、こんなのが世間に浸透したら商売あがったりだわ」

 

A「どこで買うの!教えて教えて!」

B「それはね、ここで・・・」

 

数か月後

 

A「キラッ☆彡」

最近街で声をかけられることが多くなった気がするわぁ・・・るんるん



以下略

 

こんな感じでしょうかね。



根底にあるのは、「Before⇒After」(ビフォーアフター)です。

これに従って、ダメ状態⇒理想状態 というストーリーを見せて(魅せて?)

わーほしい!自分もそうなりたい!と思わせるわけですね。



ストーリーテリング自体はこんな活用法ですが、そのあとに読者様が抱く疑問の定番として

・高いんじゃないの?(初回・縛り)
・みんなは使ってどう感じてるの?(口コミ)
・返金保証は?安心

 

こういった、行動しない要素・疑問に答えてあげて安心させるというのがセットで必要な内容になりますね。

 

これは、この記事の内容とは異なっており、「構成3」に当たる部分なので割愛します。

FV:ファーストビュー(画像を使うかどうかは目的による)
構成1:興味・関心を抱かせること
構成2:信用・共感を得ること
構成3:今、行動を起こす理由を明確にすること
追伸(普通は1個だが、あえて2,3回使う方針もアリ)



ストーリーテリングの基本は先ほども書いた通り
誰かの「Before⇒After」(ビフォーアフター)ですが、

 

開発者が現在出回っている商品・サービスなどに満足していない、

「これでは本当にお客様のためにならない」なんて思って奮起して

開発し、製造するといったコンセプトのストーリーテリングもあります。

 

ストーリーテリングは

パターン1:消費者側のビフォーアフター
パターン2:開発者側の思いを反映

 

と、パターンが2つになりました。

 

さらに加えて、枯れた技術から売れるものを作れないか?という、開発者利益目線のストーリーもあります。

 

名付けて、「枯れた技術の横展開」です。

 

「枯れた技術」とは、”最先端ではないが、既に広く使われており、安定して使える技術”とのことです。

 

「横展開」とは、”発想を別の事例で活用することで、陳腐な技術に新たな価値を生み出す”事です。

 

これは、任天堂の開発者だった横井軍平さんが作り出した概念であり、この概念を使うことで、零細企業だった任天堂が大企業へと躍進しました。

もちろん、ファミコン⇒Nintendoスイッチの間にも紆余曲折はありましたが。

 

ゲームウォッチは

電卓(枯れた技術)⇒ゲームウォッチ(横展開)の例です。

 

ゲームウォッチ FIRE

ゲームボーイ、DS,Wii,Nintendoスイッチに至るまで、画質はPSに比べると最先端ではありませんよね。

 

全て「枯れた技術」の横展開のなせる業です。



この辺のストーリーは、ゲーム機大戦という動画を見るとよくわかります。

ゲーム機大戦 【第1次~第10次】総集編

ゲーム好きなあなたはこの動画に引き込まれること間違いなしです。

 

また、横井氏はこのようなことも言っています。

人はややもすると「最新技術・便利な性能・流行性」に心を奪われがちになるもので、これに甘えて商品を作ったところで、結局は時代に流されて消えていくのが関の山」と。

 

あらゆるビジネスの本質を附いた名言であると思います。

 

ちょっと脱線しましたが、これでストーリーテリングは

 

パターン1:消費者側のビフォーアフター
パターン2:開発者側の思いを反映
パターン3:開発者側による枯れた技術の横展開

 

の3つになりました。あとは、

映画・アニメ・小説・漫画・ゲーム(RPGなど)は全てストーリーテリングです。

 

これで、ストーリーテリングは

パターン1:消費者側のビフォーアフター
パターン2:開発者側の思いを反映
パターン3:開発者側による枯れた技術の横展開
パターン4:映画・アニメ・小説・漫画・ゲーム(RPGなど)

 

この4つになりました。しつこかったですねww



この4つ以外にはありません。そして、パターン1,2だけでアフィリは事足ります。




おおむねこのパターン1,2を念頭において、他の人はどうやっているのかという目線で見るといろんな事例があなたの頭の中に蓄積されていくと思います。



いくつか、ストーリーテリングとしてのいくつかの事例を紹介します。

 

iPhone(スティーブ・ジョブズ)

 

「1000曲もの音楽が、あなたのポケットに。」

 (1,000 songs in your pocket.)

これは、2001年11月7日にiPodが他社製品に遅れて携帯MP3プレーヤー市場に参入したときのキャッチフレーズです。

 

製品の機能ではなく、それを持った後の自分の生活スタイルがイメージできたのが

、iPodが市場を席巻した大きな理由と言われています。

 

それまでにMP3プレイヤーを提供していたメーカーのほとんどは「こんなに素晴らしい機能を持っていますよ」といった、製品機能・仕様的な訴求ばかりであり、ストーリーを持っていませんでした。

 

USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

有名な森岡毅さんがV字回復をしたことで有名ですね。

このUSJの紹介はちょっと長いですが、ものすごく重要な要素がたくさんあるので、ぜひ読んでくださいね。



綺麗なクリスマスツリーを、きらきらした目で見つめる娘。

パパの二の腕をギュッとつかんで、無邪気に笑いかける

そんないとおしい娘の世界一の笑顔を見て、微笑み返す父親。

 

そして親子の横顔のシーンと共に流れるナレーション

 

「いつか君が大きくなってクリスマスの魔法が溶けてしまうまでに、、、後何回こんなクリスマスが過ごせるかな・・・」

 

これは2010年の話です。

2001年にオープンして以来、USJがクリスマスに集客していた宣伝は「昼はこんなことが楽しめて、夜はこんなことが楽しめます」といった、説明的な宣伝ばかりでした。

 

「昼はクリスマスのパレード、夜はこんなきれいなイルミネーションが見れます」と。

 

MP3プレーヤーの機能説明と全く同じといえます。

 

森岡さんはこのように分析しました。

「それまでのクリスマスのテレビCMは、『こんなことやっています』という非常に当たり前な説明の正攻法を取っていました。でも、それでは人の感情を突き動かすことはできません。

 

私はターゲットを『小さな娘を持つ親』だけに絞って、パパの奥底に眠っている感情を衝いた(ついた)のです」

 

このCMを見たお父さんお母さんの心はわしづかみにされ、来場者アップにつながり、前年比の倍以上のお客さんが訪れました。

 

ターゲットを絞るほど、ターゲットはもちろん、ターゲット以外の心にも刺さって、商品が売れる



ということがUSJのV字回復の裏側にはあったのです。




以上、ストーリーテリングについてのお話でした。

 

ちょっと長かったですね。お疲れさまでした(’-’*)♪

 

お茶でも飲みながら、読んだことを定着させてくださいね。

 

参考になる部分があればうれしいです。



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